停車場遍路の鉄道雑記帳

鉄道関連を多めに旅の記録を綴ります

2019夏旅-6:黒部峡谷鉄道の車窓風景と業務用駅

 関西電力の業務用の路線を観光に供しているので、中間駅8つのうち旅客が乗降できるのは黒薙・笹平・鐘釣の3駅のみです。

笹平駅は冬季休業明けの部分営業時のみ営業します。その他の期間は、行き違い待ちで時間余裕がある場合はトイレを使うために車両から降りられますが、この駅発着の乗車券は発売しないので乗降したことになりません。私としては来春の富山駅高架下の路面電車結合区間と合わせ技で4月下旬に再訪の予定です。

その他の駅はダムや発電所の工事・業務用の駅で、信号システムの都合なのか一旦停車するケースがあります。乗降は出来ないものの、停車する場合は前の駅を出発時に車掌がその旨アナウンスします。通過する場合も駅名がアナウンスされます。

 

画像は帰りの列車で柳橋駅に停車した場所が運が良くて、揺れずに撮影出来た新柳河原発電所です。車窓の新しいポイントとするためこの形で建設されました。

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宇奈月駅から鐘釣駅の手前までは黒部川の右岸を走るので谷は右にあります。号車指定されるだけなので早めに乗り込んで座席確保が必要です。鐘釣から先はほぼ左が谷側です。

取り急ぎ、宇奈月欅平で車窓を動画に撮ったものをアップします。

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-つづく-

2019夏旅-5:黒部峡谷鉄道の列車

機関車2両+客車13両が一般的な旅客列車の組成です。客車は壁や窓が無いトロッコタイプが7両一組、一般の客車タイプが6両一組で前者が欅平方に連結されています。また、13両がオールトロッコの列車もあります。

富山地方鉄道宇奈月温泉駅ホームから見た宇奈月駅の留置線に並ぶ客車

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振り返ると宇奈月駅ホームで業務用列車(人員輸送なので旅客列車を使用)が待機中

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走行シーンを宇奈月駅を出てすぐの新山彦橋・黒薙駅・鐘釣駅で、入換シーンを欅平駅で撮りましたので動画をアップしました。

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-つづく-

2019夏旅-4:黒部峡谷鉄道の乗り放題切符

今回は1DAYプレミアムタイプ(5100円)を使いました。プレミアムタイプは1乗車ごとに追加料金が必要となる屋根・窓付きタイプの車両も乗り放題になります。

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裏側

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1DAYベーシックタイプは4000円ですが、運賃が遠距離低減制ではないので途中の2駅で下車するだけでは片道1990円となりギリギリ元が取れません。つまり本格的にウロウロする前提の切符です。

今回の第一目的は途中駅2駅(黒薙・鐘釣)での乗降ですが、観光を兼ねているので行ったり来たりで時間効率をアップする必要がなく、宇奈月⇒鐘釣⇒欅平⇒黒薙⇒宇奈月と単に往復する行程を組みました。

従ってベーシックタイプでは損なので、雨が降りそうな怪しい雲行きに後押しされたこともあり、吹きさらしのトロッコ以外にも乗れるプレミアムタイプにしました。 安い方の特別車両でも一乗車380円なので3回乗れば運賃分共々元が取れます。

なお、列車はすべて「座席確保」なので、乗車前に車両券を発行してもらう必要があります。黒薙駅は発券機が無いので空席を利用するしか無いですがハイシーズンだと満席で乗れないこともあるそうです。

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なお、他のタイプも含め詳細は公式サイトのこのページにあります。

 

-つづく-