青春18きっぷが使える期間はひたすら鈍行旅をしていましたが、今回はJRの「立山黒部アルペンきっぷ」(以下A切符)を使ってがっつり山岳交通の旅をしてみました。紀行は次回以降に譲って、本稿では題記について書きます。
A切符は出発地⇒富山⇔信濃大町⇒出発地(または逆ルート)がセットになったものです。富山⇔信濃大町はフリー区間で行ったり来たり出来ます。詳細はJRのこのページですが、運用上不明瞭だったところの調査結果が以下です。
富山地方鉄道区間(電鉄富山⇔立山:不二越・上滝線含む)は途中駅でも自由に降りられます。なお、電鉄富山と立山では都度改札時に日付印を押されます。回数に伴ってA切符の券面がスタンプの赤で埋まっていきます。
立山⇔黒部湖のエリアに入る際はA切符をエリア入口のケーブルカーの出札で提示して、ケーブルカーを便指定された乗車整理標(立山駅⇔扇沢フリー:以下S切符)を別途発行してもらいます。A切符には専用券発行済みのスタンプが押されてS切符とクリップ留めされます。
S切符は5日間有効で、有効エリアを一旦出てエリア内へ戻る際は都度ケーブルカーの切符売り場でケーブルカーの便指定の乗車整理標を発行してもらいます。この切符は指定のケーブルカーのみに有効なので、その先は発行済みのS切符で改札を通ります。
扇沢⇔信濃大町はアルピコ交通バスで、乗車時と下車時に運転士にA切符を提示するだけでOKです。
なお、逆ルートで信濃大町側から入った場合にS切符の発行が扇沢なのか黒部湖なのかは不明ですが、後者ならば最初の扇沢-黒部ダムはA切符で乗ることになります。
-つづく-